ポテンツァ(Potenza)は、肌質改善やニキビ跡の治療などに使用される美容治療器です。しかし、一部の方からは「ポテンツァの効果がない」という声も聞かれます。
そこで、ポテンツァの効果やダウンタイム、痛みについて、またダーマペンとの違いについて解説します。
ポテンツァの効果実感、何回必要?治療間隔は?
ポテンツァの治療効果は個人差がありますが、通常は3回以上の治療を受けることが推奨されています。
美肌や軽度のニキビ跡・毛穴の開きの改善には3〜5回程度の治療が必要です。重度のニキビ跡や毛穴の開き、肝斑などの瘢痕治療には5回以上の治療が必要な場合もあります。治療間隔は一般的に1〜2ヶ月毎が適切ですが、個人の肌状態や治療目的によって異なる場合があります。
治療項目 | 治療間隔 | 推奨回数 |
---|---|---|
美肌・たるみ | 1〜2ヶ月毎 | 3〜5回 |
軽度のニキビ跡・毛穴の開き | 1〜2ヶ月毎 | 3〜5回 |
しっかりとしたニキビ跡・毛穴の開き | 1〜2ヶ月毎 | 5〜10回程度 |
肝斑 | 2〜4週間毎 | 3〜5回 |
なので1回きりでは「効果ない」と感じるかもしれません。
ポテンツァの持続期間は?
ポテンツァの治療後、徐々にコラーゲンやエラスチンが増生され、お肌のハリや弾力が改善されます。持続期間は個人によって異なりますが、一般的には1〜3ヶ月程度の持続効果が期待されます。
ただし、ポテンツァの効果は永久的ではないため、定期的な治療の継続が必要となります。
ポテンツァの痛みは?
ポテンツァの治療は、基本的に軟膏麻酔を使用して行われます。痛みの感じ方は個人差がありますが、一般的にはチクチクとした痛みや熱感があります。特に骨の上の部位(オデコや顎)では痛みを感じやすい場合があります。
ただし、痛みは我慢できる程度のものであり、治療を受ける方の多くは痛みに耐えられる範囲だと感じています。
ポテンツァのダウンタイムは?
ポテンツァはダーマペンと比較してダウンタイムが少ないと言われています。主なダウンタイムは赤みであり、通常2日程度で落ち着きます。
その他のダウンタイムとしては、熱感(約1週間)、腫れ(約1週間)、内出血(出た場合は1週間〜10日程度)、針穴のかさぶた(約1週間)があります。
ポテンツァのダウンタイムは比較的軽度であり、通常の生活に支障をきたすことはありません。
ポテンツァとダーマペンの違いは?
ポテンツァとダーマペンは、どちらも皮膚に微細な穴を開けることで創傷治癒効果を利用し、美容薬剤や成長因子を使用してお肌を改善する治療法です。ただし、二つの治療法にはいくつかの違いがあります。
ダーマペンは針の個数が多く、お肌の上に美容薬剤を塗布して浸透させます。一方、ポテンツァは吸引圧をかけながらお肌の中に薬剤を注入します。この点により、ポテンツァの方が確実に美容薬剤をお肌に届けることができます。
また、ポテンツァには高周波の効果が加わり、コラーゲン増生効果が期待できます。この点でもポテンツァはダーマペンと異なります。
項目 | ポテンツァ | ダーマペン |
---|---|---|
効果 | 肌質改善、ニキビ跡、毛穴の開きなど | ニキビ跡、毛穴の開きなど |
治療回数 | 3回以上推奨、重度の場合は10回程度 | 3回以上推奨、重度の場合は10回程度 |
治療間隔 | 1〜2ヶ月毎 | 1〜2ヶ月毎 |
持続期間 | 1〜3ヶ月程度 | 1〜3ヶ月程度 |
痛み | チクチク感、熱感あり | チクチク感あり |
ダウンタイム | 赤み(2日程度)、熱感(1週間程度)、腫れ(1週間程度) | 赤み(数日程度)、腫れ(数日程度) |
費用 | 平均66,000円程度 | 平均28,000円程度 |
美容薬剤の注入方法 | 吸引圧をかけながら注入 | お肌の上に塗布して浸透 |
まとめ
以上がポテンツァの効果やダウンタイム、痛み、そしてダーマペンとの違いについての解説です。
個人の肌状態や治療目的に合わせて、最適な治療法を選択することが大切です。
クリニックの医師との相談を通じて、自身に最適な治療プランを立てましょう。